■ ショッピングカートで売上UP!  ■____________________________________
■                      ■

●やっぱりショッピングカートは便利なのだ   消費者天国へ

インターネットの技術進歩を支えてきたのは、ある側面では、ECサイトの努力と工夫
に拠る部分が大きいのではないでしょうか。昨今巷を賑わす「ビジネスモデル特許」
なども、ECサイト絡みのものが非常に多いという事実は何よりもそのことを証明して
いると言えるでしょう。
メールを顧客サービスとして活用することを始めたのもECサイトですし、今回のお題
である「ショッピングカートプログラム」も、その名が表す通り、ECサイトから生ま
れた仕組みです。

ショッピングカートは、大手のECサイトならば必ずといっていいほど備わっています
が、この仕組みが提供されているのとされていないのとでは、オンラインショッピン
グの利便性は大きく変わってきます。

  商品を選択する---->購入

という一直線の流れでは、複数の商品を購入することは極めて面倒です。
商品点数がごくごく限られた専門店であるなら話は違うのでしょうが、複数の商品を
扱うサイトの場合、商品紹介のページと、購入申込みのページがまったく別のものと
して機能すると、それだけでユーザーは嫌気がさしてしまうこともあるかもしれませ
ん。

                →カートに入れる→購入
  商品を選択する    ↓
         ←ショッピングを続ける

一旦「カートに入れる」というアクションが加わることによって、ユーザーには、
その状態のまま「さらにショッピングを続ける」もしくは、「購入に向かう」という
選択肢が与えられるわけです。(もちろん、商品数を増やす、カートに入れた商品を
削除するといった機能も与えられていることは言うまでもないですが)つまり、ユー
ザーにとってはショッピングの幅が広がるといってもいいでしょう。


●さらに便利になる「ワンクリック技術」

ショッピングカート機能に顧客データベースをうまく絡めることで、ユーザーはより
快適なオンラインショッピングを楽しめます。

◇初めての買い物
商品を選ぶ→カートに入れる→顧客情報登録→購入

◇2回目以降
商品を選ぶ→カートに入れる→顧客情報を呼び出す→購入

同じ店で買い物をするときに、何度も自分の名前や住所、商品の届け先などを入力す
るのは不便です。そういった顧客情報を登録しておき、いつでもIDとパスワードで呼
び出せるようにしておけば、2回目以降のショッピングはずっとずっと楽になります。

この仕組みも多くの大手ECサイトで利用されています。ECサイト側にとっても、顧客
のリピート施策としても高い価値を提供する仕組みと言えるでしょう。


●実は、すでに米国特許成立済み!

ちなみにこの仕組みは、米Amazon社が米国特許を取得してます。ライバルのバーンズ
&ノーブルを相手に訴えを起こし、一審ではその主張が認めらました。バーンズ&ノ
ーブルは控訴しており、この問題は今も審理が継続中です。

・米Amazom.comのCEO、「ワンクリック技術」の特許を権利維持すると表明
 http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2000/0313/1click.htm

なお、ショッピングカートプログラムについても実は既に、Open Market社が特許を
取得していたりします。

・米Open Market社、電子商取引関連の特許3種類を取得
 http://watch.impress.co.jp/internet/www/article/980304/patent.htm

・電子商取引の世界に波紋Open Marketが特許を取得
 http://www.zdnet.co.jp/news/9803/04/ec.html

特許についてはこれ以上は深くは触れないことにしますが、これらの特許によって、
快適なオンラインショッピング体験が損なわれたりしないことを望むばかりです。


●ショッピングカートは必要ない!?

AOLの調査によると、オンラインショップでユーザーが購入する商品数は平均1.02個
だそうです。しかし、この調査結果を真にうけて、なんだ、じゃあショッピングカー
トなんてあまり意味ないな、と思うのは早計でしょう。商品を1点しか買わないから
といって、ショッピングカートが無駄ということはありません。

たとえ商品を1点しか買わなくともけっこうメリットはあるんです。実際...


◆オンラインショッピングの流れがスムーズになる
商品紹介のページと商品購入申込みページが連動していないのは、やはりスムーズ
とは言いがたいです。商品紹介→カートに入れる→購入 という流れは、オンライン
ショッピングにおいてスムーズな流れを作り出せるわけです。


◆比較できる
商品数が多いサイトなどで、じっくりと商品を選ぶ場合を考えてみましょう。商品紹
介ページをじっくり読んで、「うん、この商品はよさそうだ」と思ったら、まずカー
トに入れておく。で、再び違うページにある商品紹介ページを見に行きます。他の商
品も見て、やっぱりあの商品に決めた、となれば購入に進めばいいわけですし、こっ
ちのほうがいいのでは、と思えば、その商品をカートに追加して、先の商品を削除す
ればいい。実際、こういう使い方をしているユーザーはけっこういるはずです。私は
実際、そんな使い方をする一人です。


◆合計金額がわかる
たとえ1品しか買わなくても、2品、3品とセレクトしてみて、その合計がいくらに
なるのかを調べてみたいということも多々あります。合計金額がいくら以上になると
送料が安くなるなど、ショップによって特別な規定を設けているところも多いでしょ
う。たいていのショッピングカートプログラムは、CGIを利用するケースがほとんど
ですので、予めそういう規定をプログラムに埋め込むなり設定しておけば、ユーザー
にとっては面倒な計算なしに、ずばり合計金額として表示することも可能でしょう。

                                  
また、これはある程度インターネットの買い物に馴れた人だけに当てはまるのかもし
れないですが、「他の店と同じような流れで買える」というのは、意外と重要だった
りしないでしょうか。

オンラインショッピングを経験したことのあるユーザーは、ショッピングカートとい
えば、ある程度どんな機能かわかるはずです。サイト上に、カートやショッピングバ
スケットをあしらったアイコンがあるだけで、それが何を意味するかを理解してくれ
ます。「この商品をカゴに入れる」という文言があるだけで、どういう流れで購入に
至るかということがなんとなく分かります。

この共通感覚は、実は、結構重要なのではないかと思うのです。奇抜なインターフェ
イスや、驚くような仕掛けは必要なく、「ここでも他と同じような流れだな」と思っ
てもらえるほうが、ユーザーにとってはよりよいオンラインショッピングの環境と言
えるのではないでしょうか?


●自分でつくっちゃえ!

さてさて、ショッピングカートプログラムをぜひとも実装したい!と思うECサイトの
オーナーも多いことでしょう。もちろん自分でプログラムが書ければ一番いいわけで
すが、実際なかなかそうもいきません。では、ウェブ制作会社などに頼んでつくって
もらう、これは一番確実で楽な方法かもしれません。しかし、やはりオリジナルなも
のを要求すればそれなりの費用は覚悟しなければなりません。

そこで、何もないところから自分ですべてつくるのは無理だとしても、ある程度出来
上がってるものを改造するなり、購入するなりすれば設置ぐらいは可能だ、というオ
ーナーも多いのではないでしょうか。単純なショッピングカートプログラムならば、
インターネットを探せばけっこう見つかるものです。

ネットサーフレスキュー【Web裏技】
http://www.rescue.ne.jp/
フリー&シェアウエアのさまざまなスクリプトのソースコードがあることで有名です。
もちろんショッピングカートプログラムも多数揃っています。


簡易ショッピングバスケット
http://www.rescue.ne.jp/cgi/cargo/
フリーのプログラム。ここでは「ショッピングバスケットシステム」という言葉で括
られていますが、シェアウェアでは
・ショッピングバスケット・プロ v3〜5
・ショッピングバスケット・プロ v5 iMODE専用対応版  
・ショッピングバスケット・プロ v5 WebMoney対応版
など、imodeに対応したプログラムまで用意されています。Perlやサーバの知識など
多少は必要ですが、一から自分でつくるよりはずっと簡単にできるはずなので挑戦
してみるのもいいかもしれません。


●レンタルサービスを活用する!

他に方法はないのでしょうか? もちろんあります。
まずは、初期費用を極力おさえ、月々のわずかな利用料金でレンタルする、「レンタ
ルサービス」。

ショッピングカートプログラムのレンタルでは、自らもお菓子をウェブで販売する
喜信堂さんが提供しているものが一番有名ではないでしょうか。

喜信堂「買い物かごシステム」
http://www.kishindo.co.jp/netlink/index.html

御自身でウェブショップをやっておられ、そこで鍛え?られてきたプログラムだけに
ユーザーの使い勝手もさることながら、ウェブショップオーナーにとっても非常に価
値のあるシステムとなっています。頻繁にバージョンアップもなされており、また、
オプション機能などの拡張要素も多く、中小規模のウェブサイトなら十分と言える
ほどの機能を持っています。
このレンタルショッピングカートを利用しているお店には、Tシャツ販売でおなじみ
の「岸本屋イージー」さんや、傘屋の「心斎橋みや竹」さんなどの名前もあります。
ネットショップ界では老舗?といわれる方々が利用されているということで、いかに
このシステムの出来がいいかということを裏付けているのではないでしょうか。


●ショッピングカート付きレンタルサーバーは?

レンタルサーバーは今や叩き売りのような世界になりつつありますが、そのなかでも
他社と少しでも差別化しようと、企業はさまざまな工夫をこらしつつあります。例え
ばショッピングカートプログラム付きのレンタルサーバーも多く、各社の工夫が見え
ます。

infomix
http://www.infomix.com/

顧客管理機能・クーポン発行による電子通貨機能など、他のショッピングカートなど
にはない機能が搭載された「ShoppingCartV5.5」はレンタル価格で月額\30,000円と
多少高額になっていますが、サーバレンタルに組み込まれた多彩なショッピングカー
トがラインナップされています。


フューチャースピリッツ ShopパックAdvance
http://www.future-spirits.co.jp/service/shop-ad-pack.htm

ショッピングサイトオーナーさんに向けた専用のレンタルサーバ商品で、初期費用
15,000円 月々15,000円 という低価格ながら、独自ドメインはもちろんのこと、
6,000人までの会員管理を行うことが可能な高機能メール配信システム、グラフィカ
ルでわかりやすいログ解析レポートなどをオールインワンのパッケージで提供してい
ます。このパックにはもちろんショッピングカートプログラムも標準装備されいます
が、特徴としては、一度利用したお客様の住所や電話番号を保存しておくことが可能
な、いわゆる「ワンクリック技術」を備えている点です。

実際の利用例では....

ワイングロッサリードットコム
http://www.winegrocery.com/
フューチャースピリッツ社のShopパックAdvanceに備わっている「ショッピングカート
プログラム」、「メール配信システム」を利用して構築されているワインショップサ
イトです。


●ショッピングカートはECサイトの一要素

もちろん、ショッピングカートプログラムが付いたから、商品が売れるわけではあり
ません。ショッピングカートプログラムはほんの一要素です。いくらよいショッピン
グカートプログラムがあったからといって、顧客対応が悪かったり、商品が粗悪であ
れば、なんの意味もありません。

そんなことは当然のことなので、言うまでもないのですが、ユーザーにとってより使
いやすく、選びやすく、買いやすいサイトにして行くということも営業努力のひとつ。
まだ導入されていないECサイトオーナーの方、いかがでしょうか?


(Written By 木村:papa@dragonfield.com)